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もはや使うことはないであろう、「解同」の手帳とピンバッジ、そして同盟員証である。誤解を恐れずに言えば、荊棘のピンバッジは作られた当初は極道の代紋以上の力を持っていたものだった。しかし、今はこんな物は何の役にも立たないだろう。

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手帳めくると、同盟加入登録申請書の様式がある。これは支部、都道府県連、中央本部で同じ内容のものが保管される。

「解同」の加入登録申請書には、本籍欄に都道府県と部落名を書くようになっている。ご承知の通り、本籍はどこにでも移せる。誰でも適当な部落に本籍を移せば、部落出身者として同盟に加入するための書類は整ってしまう。エセ同和が蔓延ったわけである。

 さらに、職業となぜか最終学歴を書く欄がある。
 
 これは一見すると、「解同」が糾弾してきた、差別につながる質問をしているように思えるが決してそうではない。部落解放運動のためであれば、部落出身であることなどを聞いても差別ではないのである。これは北口末広先生が理論的に明らかにしている。

このような方法で同盟員を募ることは、長らく行われていないと聞く。個人情報保護法では差別につながる情報の収集は規制されているが、部落解放運動は規制対象外であるということがしっかりと理解されていないことが背景にあるだろう。「自らの社会的立場を明らかにする」この原点に還らない限り、「解同」の再興はあり得ないだろう。中央本部は保管しているこの申請書を誰でも見られるようにすべきではなかろうか。